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使用済みてんぷら油どうしています?

【使用後のてんぷら油】
*家庭から排出されるてんぷら油の廃食用油は、全国的にも回収システムが確立されていません。しかし排出量は事業所(飲食店)などからとほぼ同等量が排出されているというデータがあります
○流  す 洗い流すことが水質汚染の原因となり、下水パイプの詰まりの原因にもなります。
○燃やす 生ゴミとして排出されると、焼却処分され二酸化炭素が発生、大気汚染の原因や、焼却炉を傷める原因にもなります。
○埋める 土にまいたり埋め土壌汚染・地下水汚染の原因となり、農産物に影響を与え
*廃食用油をリサイクルして生まれたバイオでディーゼル燃料<C−FUEL(シーフューエル)>は、軽油の排ガスと比べ、地球温暖化原因となる二酸化炭素(CO2)を100%削減します。 黒煙(PM)も1/3〜1/6に減少します。→詳細は「地球温暖化防止活動」をご覧下さい。
*酸性雨の原因となる硫黄酸化物もほとんど含まれていない、クリーンな新エネルギーです。
燃料品質についても、運輸省、通産省の基準をクリアしています。

廃食用油の回収方法

【一般地域活動】
 ○ 専用回収ポリタンク(容量=20L):一般家庭や飲食店などに設置
 ○ 専用回収ボックス (容量=40L):本部前、与謝野町役場前等に設置
 
【地域イベント活動】
 ○ 地域のイベントに参加して廃食用油を回収(同時にパネル展示してPR)

廃食用油回収活動により環境への影響・効果

【水質への影響】
廃食用油による水質汚染力の大きさをBOD(※)で示すことができるが、廃食用油は台所排水の中で最もBODが高く、河川などの水質への影響は他の排水に比して極めて大きい。
→特に下水整備が不完全な北部地域での廃食用油回収は環境(特に天橋立周辺水域)に対して大きな効果が期待される。
※BOD:Biochemical oxygen demand 生物化学的酸素要求量 → 水中の汚濁物質の量について、それが微生物によって酸化分解される際に必要とされる酸素量で表したもの。値が大きくなるほど河川の汚染が進んでいることを表す。水質環境基準では河川の主に有機性汚濁物質による水質汚濁指標として用いられる。
【大気への影響】
廃食用油を焼却処理することで特に問題となるのが、油のエネルギーの大きさによって焼却炉の燃焼効率が上がり、必然的にCO2の発生量が増えるということ。
→廃食用油を回収することで、一般廃棄物中の焼却廃油量すなわち発生するCO2を削減できる。
【土壌への影響】
廃食用油による土壌汚染の具体的研究結果はないが、油の特性から次のことが考えられ、これらの影響を低減できる。
1.油分は粘性が高いため、空気を遮断する嫌気状態となり、生物の育成に影響を与える。
2.油分は窒素やリンと混合されない限り、分解されない。そのため油膜ができ、土としての物理的機能がなくなる。

BDFって何?

【BDFとは】
 BioDieselFuelの略=バイオディーゼル燃料を意味します。
当会で使うバイオディーゼル燃料は簡単に言えば、廃食用油を再資源化した軽油代替燃料で、ディーゼルエンジンにそのまま100%使用できるクリーン燃料です。
(廃食用油→軽油代替燃料への精製率は約98%)
【バイオディーゼル燃料の定義】
 バイオディーゼル燃料は主に植物の含有油脂を原料としたディーゼルエンジンを稼働させることができる軽油の代替えとなる燃料のことです。
 大気圏を含めた地表圏上の二酸化炭素を吸収して成長する植物から作られた燃料は、燃焼して発生する二酸化炭素をまた植物が吸収してしまうため、地表圏上の二酸化炭素絶対量を増加させません(カーボンニュートラルと言います)。
 石油や石炭などの化石燃料の場合は、地下に固定されていた炭化水素を燃焼として使用することによって地表圏上に二酸化炭素として変換されて、大気圏・地表圏上の二酸化炭素絶対量を増加させてしまいます。
 この二酸化炭素濃度の増加が大気圏・地表圏の温度上昇の一因となります。化石燃料の軽油をバイオディーゼル燃料で代替えすることによって、地球温暖化を多少なりとも防ぐことができるのです。?

地球温暖化防止

【二酸化炭素削減効果
・・・廃食用油を回収し、それを再生資源化することによって生み出されるバイオディーゼル燃料は軽油代替燃料として使用します。
・・・これによりディーゼル車に100%バイオディーゼル燃料を軽油の代わりに使用すれば軽油使用時に発生する温室効果ガスとしてカウントされる二酸化炭素を100%削減することができます!
・・・丹後地域のバイオディーゼル燃料使用車には専用ステッカー(C-FUEL)を貼っています

C-FUELについて

【C-FUEL(=バイオディーゼル燃料)とは】
■「C-FUEL(シーフューエル)」は、(株)レボインターナショナル製造技術により使用済み天ぷら油をリサイクルした製造したバイオディーゼル燃料の商標名です。
軽油の代替燃料としてディーゼルエンジンにそのまま使用することができます。

■「C-FUEL」は国内での品質基準をクリアした高品質バイオディーゼル燃料で、以下の規格をクリアしています
 ・JIS規格(規格名称「自動車燃料−混合用脂肪酸メチルエステル(FAME)」)
 ・石油品質確保法の強制規格基準(経済産業省)
 ・道路運送車両法の保安基準(国土交通省)※自動車検査証について

C-FUELの使用実績


「平成21年度自然公園ふれあい全国大会」で「C-FUEL」使用車両展示

2002年11月
  株式会社修巳建設で一部のゴミ収集車両にBDF100%での走行開始
2004年7月
  「丹後あじわいの郷」の敷地内運行車両にBDF100%で走行開始
2005年1月
  京丹後市清掃業協会でゴミ収集車両の燃料にBDF100%で走行開始(民間業者としては京都府内初)
2005年5月
  グンゼ宮津工場の輸送トラックにBDF100%を使用した走行テスト開始
2005年9月
  与謝野町学校給食センター配送用トラック三台でBDF100%を走行開始
2005年11月
  舞鶴市の公用車にBDF100%でテスト走行開始
2006年1月
  舞鶴市の自主運行バスにBDF100%で走行開始
2006年5月
  兵庫県豊岡市「コウノトリの里公園」地域の豊岡エコファーマーズのトラクター等でBDF100%を使用して環境保全の取り組み開始
2006年6月
  (京都府北部の)特別養護老人ホーム送迎バスにBDF100%使用して走行開始
2011年
   綾部市クリーンセンターにおいて、公用車(ダンプ2台)に使用開始

C-FUELのレース使用実績

<パリ・ダカールラリー2008>
 2008年1月 BDF100% ドライバー:片山右京氏で参戦決定!
<パリ・ダカールラリー2007>
2007年1月6日〜21日(ドライバー:片山右京氏) 廃食用油再生BDF100%で完走
<アジアクロスカントリーレース>
2006年8月6日〜8月12日/総合14位(ドライバー:片山右京チーム)
コース:タイ・バンコク〜ラオス〜タイ・バンコク(2720km) 世界初BDF100%を使用してクロスカントリーレースを完走
<2006ツインリンクもてぎ Enjoy耐久レース>
2006年6/17.18にBDF100%で参戦・完走
<K4−GP富士1000km耐久レース>
2005.2006年にBDF100%を使用して参戦・完走
パリダカールラリー参戦プロジェクト


当会は(株)レボインターナショナルと協働してパリダカールラリー参戦プロジェクトに協力!
<パリ・ダカールラリー2007/2007年1月6日〜21日(ドライバー:片山右京氏)>では、廃食用油再生BDF「C-FUEL」100%で見事に完走しました。
<パリ・ダカールラリー2008/2008年1月(ドライバー:片山右京氏)では参戦が決定し、当会本部に設置してあります小型燃料製造設備「C-F.DREAM07」(395リットル/日)で製造された「C-FUEL」100%の使用で準備しておりましたが、残念ながら大会中止となりました。
 http://www.paridaka-info.com/index.html

C-FUELの使用

【漁業へのC-FUEL利用】
H24.9 ;漁船に試験的にC-FUEL100%を使用。


【農業へのC-FUEL利用】
H24.9 ;与謝野町・宮津市の農家約30軒で農機具にC-Fuel100%を使用
H24.9 ;地元小学校の授業で稲刈り体験。C-FUEL100%の農機具使用。

H23.9
  
地元農家と協力して、農機具の燃料にC-FUEL100%を使用した米づくりを開始。
丹後コシヒカリ「京の豆っこ米」(19年産から3年連続最高ランクである特Aの評価)の田んぼをc-fuel使用のトラクターで耕し、地域農業の発展に貢献

【重機へのC-FUEL利用】
H23年12月〜 :京都府内初!
 寒冷地(京都府伊根町)での公共事業で、重機にC-FUEL100%で潟^ナカ工務店の協力を得て、実証テストとして使用開始。





【与謝野町C-FUEL給油施設】
   
京都府北部初の公用車専用C-FUEL給油ステーションが与謝野町内に設置され、利用されています。  

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